二日酔い予防ににんにくがいい、と言われる理由は?
二日酔い予防ににんにくがいい、と言われる理由は?
「にんにくが二日酔いに良い」という話を聞いたことはありませんか?
しかし、具体的にどういいのか知らなかったりもするとおもいます。
にんにくに入っている栄養などから、にんにくか二日酔いに良い理由を記します!
二日酔い予防ににんにくがいい、と言われる理由
体内に吸収されたアルコールは、肝臓で分解されてから尿や汗などとして排泄されます。
アルコールの分解段階で毒性が強いアセトアルデヒドが産生されます。
アセトアルデヒドが体内に残ってしまうと、吐き気、頭痛、だるさなどの二日酔いの症状を引き起こします。アルコールの分解速度や分解力は人によって違います。
にんにくに含まれる栄養のひとつ、ビタミンB1には強肝作用があり、アルコールの代謝を助けてくれます。
しかし、アルコールの代謝にビタミンB1が使われてしまうので、体内ではビタミンB1が不足しがちです。
また、お酒やおつまみに含まれる糖質の分解にもビタミンB1が使われてしまい、ビタミンB1不足に拍車がかかります。
にんにくにはビタミンB1が含まれています。ビタミンB1を摂取することでアルコールの代謝を助けてくれることが期待できます。
さらに、肝臓の解毒酵素の働きを高める作用もあります。
また、にんにくに含まれるアリシンという物質がビタミンB1と結びついてアリチアミンをいう物質を作り、ビタミンB1を効率的に吸収できます。
アルコールを飲む前ににんにくを摂取しておくことがポイントです。おつまみとして食べるとよいでしょう。
しかし、にんにくを食べていてもアルコールを摂取しすぎれば二日酔いを引き起こす可能性があります。
にんにくは二日酔いの予防を手助けしてくれますが、飲み過ぎればにんにくの力だけでは対処できません。
にんにくが二日酔い予防に力を発揮するのは、ほどほどに飲んだときです。
にんにくを食べたから「大丈夫!」とはいかないので注意しましょう!
にんにくを使用した二日酔いにいいレシピ
二日酔い予防のためにはお酒を飲む前ににんにくを摂っておきます。
おつまみとしてにんにくを焼いたものや揚げたものを食べるとよいでしょう。
焼きにんにくは簡単に作ることができます。
<<焼きにんにくのレシピ>>
にんにくの皮をむき、ボウルに入れてオリーブオイルと塩とあえます。
オーブントースターにアルミ箔を敷き、にんにくを並べて10~15分焼きます。
これで出来上がりです。
焼き時間はにんにくの大きさやオーブントースターの機種によって若干違います。
にんにくの様子を見ながら焼き時間を調整してください。
にんにくの皮は薄いため、剥がしにくいと感じることもあるかと思います。
皮むきが面倒なときは皮がついたままでも調理できます。
フライパンでオリーブオイル大さじ1を熱し、小房にしたにんにくを皮付きのまま入れます。
フタをして弱火でときどきひっくり返しながら焼きます。皮がきつね色になり、にんにくがほっくりとしたらできあがりです。
食べるときには皮をむきます。
にんにくを揚げたものは焼いたものとはまた違った味わいがあります。
鍋に油を注ぎ熱します。170℃くらいになったらにんにくを丸ごと入れて揚げます。
切らずにそのまま揚げることでにんにくの臭いが和らぎます。
にんにくの香りがたってきたら油から取り出し、小房にして皮をむいたらできあがりです。
皮をむく際には熱いので、熱が取れてきてから皮をむくようにしてください。
パセリ、チーズ、塩などを振りかけてもよいです。