にんにくの基本 ~大蒜とは~
にんにくについて
にんにくは日本人の生活のさまざまなシーンで使われている野菜です。
料理を中心に、栄養剤、医薬品、美容、など実に多様です。
そんな「万能野菜」とも言えるにんにくの基本情報をご紹介します。
にんにくとは?
にんにくはヒガンバナ科・ネギ属の植物です。
普段私たちが口にするのは鱗茎(りんけい)と呼ばれる丸く白い部分ですが、その他の茎や葉も料理に使われることがあります。
炒めものにしたり他の料理に混ぜたりするレシピが多くあります。
数千年前から食用や薬用として世界中で重宝されていたにんにくは、今や私たちの生活には欠かせない食材と言えます。
にんにくの原産地と生産地
にんにく=日本生まれ、と思っている人は多いのではないでしょうか。実はにんにくの原産地は中央アジア(中国の左端、ロシアの下あたり)だと言われています。
現在の主な生産地は世界では中国やインドが中心で、日本では全体の約80%が青森県で作られています。
中でも青森県田子町のにんにくはブランドとして知られています。
にんにくの旬の時期
5~8月がにんにくの旬の時期です。
4~6月に収穫したものがこの時期に出回ります。
旬の時期に幅があるのは、青森県だけでなく香川県などの比較的気温の高い地域でも盛んに生産されているからです。
ただ輸入品や保存されているものもあるため、市場には年間を通して安定的に流通しています。
にんにくが人気の理由
にんにくがこれほど人気な理由は、何と言ってもにんにくが持つ効果・効能にあります。
たとえば以下のような効果・効能があります。
○血圧を下げる(高血圧の予防)
○脳卒中・心筋梗塞の予防
○疲労回復・滋養強壮
そして近年、にんにくに含まれる成分には癌(がん)予防の効果が期待できるものもあるとも言われており、まだまだたくさんの可能性があると考えられています。
にんにくの魅力は「健康に良い」という面だけではありません。
独特の美味しさも人気の理由です。
その証拠に、現在でも日本だけでなく、フランス料理、イタリア料理、中華料理、韓国料理などさまざまな料理に欠かせない食材として世界中で使われています。
「ニオイは少し気になるけど、それ以上ににんにくが入っている料理が大好き!」という人は老若男女問わず多いでしょう。
ここで紹介した基本情報を知ったことをきっかけに、もっとにんにくの魅力について学んでみてはいかがでしょうか。