にんにくの種類
にんにくの種類
「にんにくが体に良いことは知ってるけど、どの種類(品種)を食べるべきなの?」と迷った経験がある人は多いでしょう。
にんにくの種類は「産地」と「色」の2つの味方で分けることができます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
生産地による種類の分け方
日本の市場に出回っているにんにくの半分以上は、主に中国からの輸入品です。
中国は世界的に見てもにんにくの生産量が特に多く約80%を生産しています。2位のインドが5%ほどなので、明らかにトップの生産量です。
そして日本でのトップは青森県で、約70%のにんにくが青森県産となっています。
2位が香川県の4%、3位が宮崎県の3%なので、青森県がダントツに多いことがわかります。
つまり日本の市場に出回っているにんにくのほとんどは、中国産か青森県産ということになります。
色による種類の分け方
にんにくには、ホワイトにんにく、赤にんにく、紫にんにく、など色の特徴で名称がつけられている種類があります。
ホワイトにんにくは私たちが食べる国産にんにくの中でも代表的な種類で、主に青森県などの寒冷地で作られます。
赤にんにくは外側の皮が赤色のにんにくで、一般的なにんにくよりも粒が大きいことが特徴です。
赤にんにくとしては山形県の最上赤にんにくが有名で、辛味が強いことから「生のにんにくで味噌をつけて食べる」といった食べ方がよく知られています。
紫にんにくは主にスペインで生産されているにんにくで、ヨーロッパ全土にも普及している種類です。
普通のにんにくよりもコクや甘い風味があるため、スペイン料理やイタリア料理などで風味づけや具材として幅広く使われています。
結局どのにんにくを食べるべき?
ここまで紹介したにんにくは、どれも豊富な栄養が含まれている種類です。ですから、「これが一番だから食べるべき!」という答えはありません。
強いていうなら青森県産のブランドにんにくが最高級と言われており、味や栄養価も高いためオススメできます。
ただ他の品種や中国産など輸入品に比べると価格は上がります。
ただ育てている土の栄養や流れている水の影響もあるので、一概にこの地域、地方の「にんにく」が一番いいとは言いづらいです。
にんにくから栄養を摂るには継続して食べることが重要なので、お財布に無理のない種類を選ぶことも大切です。